下記のニュースは2009年5月に 人民網より発表されたものを抜粋、要約してお知らせするものです。
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2009年中国5月ニュース
●新たな「食品安全法」施行へ
「中華人民共和国食品安全法」が6月1日より施行される。新たな法規によると、リスト外の食品添加剤の使用は全ての
食品において禁止、検査の免除も全ての食品において撤廃される。また、消費者が損失を受けた場合は
「10倍の賠償金」を要求することが可能。
湖北省食品安全弁公室の担当者によると、基準が大きく引き上げられた新法規は、違法経営者のコストを高めるとともに
違法を思いとどまらせる作用を持つ。湖北省「長江日報」が伝えた。
●食品リコール制度の導入
新たな法規によると、生産した食品が安全基準を満たしていないことを発見した食品メーカーはすぐに生産を停止し、
すでに市場に売り出した食品はリコールしなければならない。
食品安全基準に合わない食品を生産したり、販売したりした者に対しては、消費者は損害賠償を求めることができるほか、
生産者や販売者に対して支払額の10倍の賠償金を求めることができる。
●「検査免除制度」廃止
新たに実施される食品安全法では、食品安全監督管理部門の食品への検査免除が廃止された。 品質検査はサンプル検査を通じて行われ、サンプルとなる商品は関連部門によって購入され、 検査費を含むいかなる費用も徴収されることはない。
湖北省食品安全弁公室の担当者によると、「検査免除」の対象となる商品が常に安全だとは限らず、 この制度は、消費者を誤って安心させてしまうことにもつながる。
「メーカーの商品の品質が長期にわたって安定している」という理由で検査免除を適用すれば、 監視の目のない状況を作り出し、メーカーの品質への追求を弱めてしまうことにもなる。
「人民網日本語版」2009年5月31日
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