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「福友会」ソフトボール大会開催 中国の研修生9名も初参加

  福岡地区大工工事業連合会・「福友会」主催の第16回ソフトボール大会が、9月30日(日)に、福岡市東区雁ノ巣レクリエーションセンターにて開催され、11社の12チームが参加した。

  今年に来日した中国の研修生9名も、親善試合に初出場を果たし、初体験でありながらも、ヒットを連続打ち放した。

選手入場式
松本会長(左)・高崎青年部長(右)
優勝チーム(株)光永工務店選手

熱戦のソフトボール大会

  同大会は、福友会の青年部長の高崎正大専務「(株)高崎組・専務取締役」が進行司会を勤め、福友会会長の松本直喜社長「(株)松本建設工業・代表取締役」が、開会の挨拶を行った。

  松本社長は、開会の挨拶の中で、「今年の異常天候の厳しい暑さの中で、日ごろの建築現場で勤勉に仕事をこなしてきた建築大工職人たち」を労う言葉を掛け、今後とも同協会内の若者たちが様々な親睦活動を通じて、親善交流を図っていくことを期待した。

  昨年度の優勝チームの(株)松本建設工業から、優勝旗が返還され、同社の中国研修生3名が、真新しいユニフォームの姿で、福友会選手全員を代表し、緊張しながらも流暢な日本語で選手宣誓を行った。
「私たち大工一同は、日頃の疲れを癒し、和気藹々、楽しくプレイをすることを誓います!」
  彼らの堂々とした選手宣誓の声は、雁ノ巣野球場に響いた。

  大会はトーナメント方式で進められて、各会社の選手たちは、同僚や家族の熱い応援の中で、プロ顔負けの熱戦を繰り広げた。

  決勝戦で、(株)光永工務店が、昨年度の優勝チームの(株)松本建設工業を勝ち越し、二度目の優勝を果たした。

選手宣誓 (株)松本建設工業研修生3名

福岡地区大工工事業福友会の活動紹介

  福友会は、昭和44年7月に当時の福岡地区大工工事業の関連企業55社が集まり、「会員企業同士の親睦を図り、相互連携を保ち、工事請負単価の調査・研究を行い、適正な賃金支払い、適正な工事及び社会地位の向上を図ることを目的」として、設立された。

  設立以来、建築資材の値上がりや工事受注が減る不況の中で、倒産企業や脱会する企業が相次ぎ、一時は44社までに減少した。

  3年前、(株)松本建設工業の松本直喜社長が会長に就任し、(株)高崎組の高崎正大専務が青年部長に就任後は、企業同士の連携や協力関係が深まり、現在の会員企業は63社までに増加した。

福友会にも国際交流の新風

  労働人口の減少が進み、少子高齢化社会に拍車が掛からない現状の中で、福友会にも若者離れ問題が深刻になっている。

  若者が建築現場仕事に就かない、長続きしない、若い建築技能職人が育たないなどなど、人手不足に悩んでいる福友会の中、十数社の企業が既に外国人研修生受け入れ制度を有効に活用している。

  やる気のある若い中国の研修生を受け入れる事により、生産性の安定化、雇用環境の改善、職場の活性化を実現し、同時に日本人社員の競争意識や国際交流意識も高めて、実質国際技術貢献もしている。

  福友会は、日ごろの建築仕事の他に、会員企業同士の日本人社員たちの親睦を図るだけではなく、中国の研修生にも同じく日本の文化、スポーツなどの体験・交流に参加させている。
  事実上、今回のソフトボール大会参加の上位4社の中3社に、研修生たちが日頃の建築大工仕事に活躍している。

  既に今年の春にも、福友会青年部がボーリング大会も開催し、同じく研修生たちも一緒に参加していた。

  当初、職人だけの保守的な硬い雰囲気の福友会にも、今は国際交流や国際貢献の新しい風が吹いている。

 
 

選手記念写真:3位(株)松本建設工業(左)・4位(株)高崎組(右)
 
 
(経営効率化推進センター協同組合 占部 恵子・三好 裕之)
 
 
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