10月18日(日)、福岡県福津市にある「ウェルサンピア福岡」において福岡地区大工工事業連合会「福友会」主催の
ソフトボール大会が開催された。
大会は晴天のもと絶好のスポーツ日和となり、11企業12チームが参加。組合の預る研修生・実習生たちも各企業の
チームのメンバーとして試合に参加した。
スポーツを通して企業と人に「交流」の輪を
開催式では福友会会長である松本直喜社長が、
「この不景気の中、我々建設業界は大変苦しい状況にあるが、今後の景気好転、回復を信じて各自が与えられた仕事を
確実に全うするしかない。普段の仕事と同じように今日もそれぞれが自分にできるの最高の仕事、つまりプレーを行い、
不景気も吹き飛ばすような元気ある熱気に溢れた試合をして下さい」と挨拶。
熱い戦いの幕が切って落とされた。
各試合会場では珍プレー、好プレーが続出。逆転に次ぐ逆転と、スタンドの歓声を集める白熱した試合展開となった。
野球に不慣れな中国人研修生・実習生たちはぎこちないフォームでバッターボックスに立ち、大胆な空振りを見せる。
「おいおい、大丈夫かぁ?」と日本人社員の方の心配の声が聞こえる中、次の瞬間左中間を破る痛烈な当たりで、
ツーベースヒットいやスリーベースヒットかと思いきや、走って走ってランニングホームランにしてしまうといった活躍ぶり。
ベンチやスタンドを驚きと喜びの声で沸かせる大活躍を見せた。
試合に参加した研修生・実習生たちは終始真剣にそして活き活きとプレーし、日本人社員の方々と共に勝利の喜びや
敗北の悔しさを享受した。勝っても負けても、試合で自分を出し切った研修生・実習生の顔は、その日の空模様と同じく
皆すがすがしく晴れ渡っていた。
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福友会松本会長による開会の挨拶 |
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試合前の肩慣らし、キャッチボールしようぜ! |
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久しぶりに顔を合わせる各企業の実習生たち |
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緊張の初打席 |
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よろしくお願いします! |
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よし、こ〜い!! |
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ユニホームに身を包んだ実習生6名と松本会長 |
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ここだ!渾身の当たり |
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実習生の放ったランニングホームランで沸き立つベンチ |
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優勝旗授与、おめでとう! |
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心はいつも「ソフト」
各会場での接線をものにし、優勝を勝ち取ったのは松本建設株式会社。松本建設社長であり、
福友会会長でもある松本社長は「今日はうちがたまたま勝ったが、どこが優勝してもおかしくない接戦だった。
ソフトボールも仕事もチームワークが大切。そのためにも相手を思いやる心が何より大切。今日のプレー、
チームワークを明日からの仕事につなげて行って下さい」と、大会を締めくくった。
閉会後の談話で松本社長は「試合も仕事も、人生と同じ。肝心なのは“負けないこと”。負けないでいれば、
勝つ機会はいずれやって来る。勝ちを焦って突っ走ると、気づいた時には回りは敵ばかりになっているもの。
敵を作らず、仲間を相手を思いやって、協力して日々の仕事に打ち込むこと。柔軟に対応できる『ソフト』な心が
人生において最も大切だね」と、少しお酒の入った顔で、ダジャレ混じりに嬉しそうに話して下さった。
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