実習終了!笑顔で迎える帰国の日
2008年1月9日に来日した弊組合の 第7期生がこの度日本における3年間 の研修・実習生活を終え、2011年1月 7日をもって全員が無事中国へ帰国 しました。
7期生として来日したのは、普通旋盤作業の7名、半自動溶接作業の3名、型枠工事作業の3名の総勢13名。
日本での3年間に及ぶ研修・技能実習を終えた彼らは皆、喜びと満足の表情を浮かべ、帰国の日を迎えました。
3年間の研修・実習生活は、今後彼らの人生において大いに役立ち、技術面ではもちろん精神面でもきっと彼らの支えとなり、明るい未来を切り開いていく自信となることでしょう。
帰国前日の懇親会
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「修了証書ありがとうございました!」 |
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社長との最後の食事 |
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社長からの最後の熱いエール |
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ごちそうさま、そしてありがとうございました! |
帰国前日の1月6日、弊組合主催による送別会が催されました。
その席において、受け入れ企業の社長より、実習生たちへのこれまでの感謝とねぎらいの言葉をいただきました。そして、各企業の代表の方から実習生たちへ実習修了証書が手渡されました。
修了証書を受け取る実習生の顔は3年間の意義ある研修・実習をやり遂げたといった充実感に溢れ、その顔つきは3年前とは見違えるほど成長した自信に満ちた大人の顔つきに変貌していました。
また、組合からは来日より今日までの3年間の思い出を詰め込んだ、日本における研修・実習風景を記録したDVDが実習生たち一人ひとり送られました。
今後彼らの人生において、何かの壁にぶつかる事があったなら、その時はこの思い出のアルバムを見返してほしいと思います。
日本での3年を通して得た技能、知識、新しい自分を思い出せば、研修・実習をやり遂げた自分なら、この先どんな困難もきっと克服できる!という元気と自信が湧いてくることでしょう。
その後、実習生たちは上司の方との最後の食事を時間の許す限り楽しみました。上達した流暢な日本語でこれまで感謝の気持ちを企業の方に述べる実習生たちの姿、3年間の苦労や喜びを仲間と分かち合い、互いの成長を称え合う実習生たちの姿が組合職員の目にとても大きく、そして誇らしく映りました。
涙と抱擁の帰国
帰国の日は企業の社長をはじめとする多くの方々にお見送り
いただきました。
最初は母国凱旋の喜びで笑顔一色の7期生たちでしたが、出国時間が迫るにつれて、その表情は複雑なものへ変わっていきました。帰国の喜びと同時に、これまで家族のように接して下さった日本企業の方々との別れの切なさをひしひしと感じていたのでしょう。
実習生たちが出国ゲートに並ぼうとした時、突然ある企業の社長夫人が実習生を抱きしめ、「今までありがとう。中国帰っても体に気をつけて頑張るのよ」と、涙をこぼしました。実習生も目に涙をいっぱいに溜めて、「はい。今まで本当にありがとうございました…」と、抱擁で応えました。社長夫人に抱きしめられた実習生の足は自然と社長のもとへ向かい、今度は社長を抱きしめ実習生がお礼の言葉を述べていました。
何て感動的な風景だろうと暫く見入っていましたが、ふと気がつくと全ての企業で同じことが起こっていました。中には涙を止めることができずに、両手で顔を覆っている社長さんもいらっしゃいました。
実習生と企業の方々が流す別れの涙から、これまでの企業と実習生との3年間を凝縮して見て取れた気がしました。
実習生たち一同は帰国後、日本における研修・実習生活より学び得た多くのことを、現在大きく飛躍している母国中国において遺憾無く発揮し、今後の中国発展に大きく貢献していってくれるであろうと信じております。
最後に、弊組合の実習生をお預かりいただき、ご指導いただきました関係企業の皆様、これまで誠にありがとうございました。 組合職員、心よりお礼を申し上げます。
そして、またいつか、御社とともに新しい実習生たちを迎え入れる日が来ますことを心より祈っております。
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普通旋盤3名、組合員と |
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普通旋盤2名、企業のご家族と |
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型枠工事3名、企業社長と |
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普通旋盤2名、企業の方と |
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半自動溶接3名、企業社長夫妻と |
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「体に気をつけて、しっかりね!」 |
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「ダメだ、涙が止まらんわ…」 |
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「3年間ありがとうございました!」 |
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(経営効率化推進センター協同組合) |
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