中国山東省観光誘致懇親会
山東省観光誘致懇親会雰囲気
2006年8月1日、山東省政府観光局主催の観光誘致懇親会が、福岡市内にあるホテルニューオータニ博多にて盛大に開催された。
これは中国山東省への観光誘致のプロモーション活動の一環として行われた観光説明会であり、(社)日本旅行業協会(JATA)福岡支部関係者及び旅行大手のJTB・農協観光・(株)ツアーデスクなど、福岡所在の旅行社の関係者約70名が、この懇親会に出席し、山東省観光資の説明を興味深く聞いていた。
山東省は「儒教の発祥地」
山東省旅游局梁文生副局長
山東省旅游局の梁文生副局長が引率した今回の山東省政府観光誘致団には、山東省国際旅游開発センター、青島海外旅游有限責任公司、青島海天国際旅行社など、山東省内の有力な旅行業界関係者計24名が参加して来福した。
梁文生副局長は冒頭の挨拶で、次のように山東省の観光事情を説明した。
「山東省は教育思想家孔子先生の故郷で、儒教思想の発祥地でもある。孔子の哲学、教育思想理論は悠久な歴史の中で、日本にも大きい影響を及ぼしている。
他にも中国五大名山の一つの泰山(世界文化遺産)、泉の都と呼ばれる済南、斉国古城人間仙境蓬莱閣など観光資源が豊富であり、日本の歴史と縁のある観光名所も多い。
地理的にも日本と近く、政府間や民間団体の経済文化交流観光産業間の交流も盛んに行われている。
日本へは7つの空路も開通されて、昨年度は28万の日本の観光客が訪れた。今年上半期には既に14.2万人が来訪して、昨年当期より15.8%増加になり、30万人を超すものと予測されている。日々もっと多くの日本人から理解され、愛されることを願っている。
今後は、日本の観光客の誘致だけではなくて、中国からの訪日旅行にも力を入れて、もっと多くの中国人観光客に日本の九州と福岡を紹介し案内することにも力を注ぎたいと思う」
山東省は福岡と「一衣帯水」
武亜朋総領事
また、懇親会に応援に駆けつけてきた中華人民共和国駐福岡総領事館の武亜朋総領事は、次のように述べた。
「中国人は日中関係を表現する際に、日中関係は『一衣帯水』の関係にあると度々言っている。実は、山東省こそが海を挟んで日本と本当の『一衣帯水』である。
今年は日中韓の三ヶ国観光大臣の協議会も北海道で行われて、政府間同士も観光産業振興に力を入れている。
福岡県にも麻生知事を中心とする政府観光推進組織がある。観光産業だけではなく、両国両地域間の友好親善交流がもっと盛んに行われていくことを願っている。
近年来山東省の経済は著しく発展して、中国経済振興に大きく貢献している。2008年には、オリンピック海上競技が山東省の青島で開催されるので、国際レベルの施設が急ピーチで建設されている。
在席する日本の旅行協会の皆様のご協力により、もって多くの観光客が山東省を訪問して、山東省を感じて、触れ合ってほしい」
山東省は福岡と「縁のある地」
真剣に観光説明を聞いている参加者
懇親会では日本側代表として、(社)日本旅行業協会(JATA)の徳永雅典福岡支部長が次のように挨拶を行った。
「山東省は日本と縁のある地である。特に日本では徐福の伝説がある。
秦の始皇帝の指令で長寿不老薬を作る為に徐福が若い男女数千人を連れて、東の海を渡って今の吉野ヶ里に辿り着き、その子孫が繁栄していったと言われ、今も日本各地に徐福の伝説が多く存在している。
両国旅行協会の皆さんの力により、もっと多くの旅行コースを作り、もっとたくさんの観光客を案内できることをお願いしたい」
懇親会は終始和やかな雰囲気の中で行われた。
(経営効率化推進センター協同組合 占部 恵子)
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