経営効率化推進センター協同組合
活動報告組合概要事業内容受け入れ可能職種お問い合わせ
新たな研修生19名が来日、集合研修を終え各企業へ
  2008年3月26日、煙台国際経済技術合作有限責任公司にて、5ヶ月間の厳しい事前研修を終えた19名の研修生たちが、福岡の地に降り立った。大きなスーツケースを引いて到着口から出てきた彼らは、一様に緊張した様子だった。

福岡空港到着、決意の来日

19名の研修生が来日

   組合及び受入れ企業参加の空港での歓迎式典で、研修生たちはまず一人ひとり大きな声で自己紹介をし、これから3年間の決意を流暢な日本語で力強く語った。そして受入れ企業の方々による暖かい出迎えと激励の言葉に触れ、それまでの緊張がほぐれたのか、彼らの表情にも笑みがこぼれた。

  また受入れ企業を代表してゼオライト鰍フ河村勝美社長より歓迎のご挨拶をいただいた。「日本の産業技術をしっかり身につけて、いずれはみなさんが日本と中国の架け橋となり活躍することを期待しています」との言葉に、研修生たちは「はい、頑張ります!」としっかり答え、今後の成長を誓った。

  終始活き活きとした彼らの態度には、今後3年間の研修に対する熱い意欲と決意が感じられた。

集合研修にて日本への適応力をさらに強化

一人ずつ決意を語る研修生
福岡市民防災センター

  来日後は、実際の研修や生活がよりスムーズに行えるように、当組合による集合研修が行われた。研修生達は受入れ企業での実際の研修場面や生活に必要な日本語はもちろんのこと、安全上の注意点やマナー、習慣、文化等の講義に熱心に取り組んだ。事前研修で身につけた日本語を使い、日本人スタッフとも積極的に日本語での交流をはかっていた。

  また集合研修の間に、愛宕神社や福岡市博物館、福岡タワー、ヤフードーム等の施設を見学。講義では体感できない日本社会を肌で感じることができた。その際に、街中で落ちていたゴミを見つけた研修生がそれを拾い、近くのゴミ箱に捨てにいく姿があった。日本の印象の一つとして「街がきれいだ」と口々に言う。そのきれいな街を守ろうという気持ちが、来日一週間にして研修生の中に芽生えたのではないかと感じた。

  そして福岡市民防災センターでは、地震や台風、火災の防災訓練を体験。日本では台風や地震といった自然災害がつきものである。これまで大きな災害を経験したことのない彼らにとって、防災センターで、実際に揺れを体感したり、消火器での消火訓練をすることは、初めての体験であり、この体験によって一人一人の中に防災意識が生まれた。

  さらに西警察署生活安全課による、法律、交通安全、防犯に関する生活指導、西消防署では、人工呼吸やAED心肺蘇生法などの救急救命訓練を実施した。「自分の周囲の人、大切な人を守るための訓練であり、国へ帰ったあとも有効な技術です。」という説明に真剣に耳をかたむけ、その後の実技の救急救命訓練には熱心に取り組んでいた。

4月11日には、受入れ企業の方々を招待し、研修生懇親会が開かれた。企業の方々も、お忙しい中ご参加いただき、研修生に対し、激励の言葉をいただいた。食事をしながら、仕事への心構えと研修に関することの他にも、研修生の家族の話など、リラックスした雰囲気での交流の時間となった。

最後は研修生達が、集合研修の合間に練習した沖縄民謡『花』、森山直太郎『さくら』の合唱を披露した。企業の方々を前に、これからの決意が改めて伝わるような合唱だった。各企業の方々から拍手喝采を浴びる研修生達が頼もしく思えた。

旅立ち 3年間の研修が始まる

 来日から三週間後、集合研修を終えた19名の研修生達は、それぞれの企業へと赴任し3年間の研修をスタートさせた。これから研修生達は、日本の技術、技能を修得するため日々努力していくことになる。また日本の産業技術習得だけではなく、国籍を超えた人との繋がり、交流を通して多くのことを吸収し、人としても一回り成長していってほしい。そして、いずれは日本、中国双方の産業発展に大きく貢献するような職人になることを期待している。

  そのためにも、我々経営効率化推進センター協同組合は、日々研修生のサポートに力を尽くしていきたい。

課外活動(ビーチバレー)
救急救命訓練
研修生懇親会
愛宕神社見学
 
 
(経営効率化推進センター協同組合)
 
 
TOP | お知らせ | 組合概要 | 事業内容 | 活動報告 | 所属団体 | 受入制度案内 | 受入可能職種 | 中国ミニニュース | お問い合わせ | サイトマップ