今年も昨年に引き続き、「経営効率化推進センター協同組合」と、「㈶海外職業訓練協会（OVTA）」の協力の下、《グローバル人材育成セミナー「中国編」》が、9月24日から4日間の日程で福岡市博多区にある（独）雇用・能力開発機構　7Fセミナー室にて開催された。

実践的な技術と知識習得のためのセミナー

　昨今のビジネスのグローバル化により、表立ってプロジェクトを支える人材の育成は企業にとっても必用不可欠な要素となっている。 そのような状況の中、当組合では、近く海外に派遣される方や国内において国際関連業務に就いている方、またはその予定がある方を対象にした、受講料無料のセミナーを開催している。

　セミナーでは、ビジネスリーダーとして必要な現地語による基礎的コミュニケーション能力から、現地スタッフとの具体的な接し方、指導方法、メンタル面での対処法などの実践的なスキルや知識を身に付けることが出来る。

　3日間に渡る中国語ビジネスコミュニケーション講座を担当したのは、経営効率化推進センター協同組合 研修事業部長で、（財）海外職業訓練協会（OVTA）国際アドバイザーの占部恵子氏。
“ピンイン”と呼ばれる中国語の発音記号の学習から、あいさつなどの日常基礎会話までを、現在の中国事情や自らの体験談を交え ながら分かりやすく講義された。

　最終日には、（財）海外職業訓練協会（OVTA）国際アドバイザー　多賀史隆氏による、中国人従業員との接し方などのビジネスコーチングや、横浜労災病院勤労者メンタルヘルス研究センター 研究員　伊藤桜子氏によるメンタルストレスの対処法についてのセミナーも行われ、受講者も、経験豊富な講師陣ならではの貴重な話に熱心に耳を傾けていた。

　今回、セミナーに参加した方々からは、“これまで難しそうでなかなか手を付けられずにいた中国語が、今回受講してみて意外と身近なものに感じられた。今後も引き続き学習を続けたい。”“今回の講義で覚えた中国語をさっそく会社で研修している中国人に使い、より良いコミュニケーションをとっていきたい。”といった意見が聞かれた。